飼育小屋少女

ある田舎に赴任してきた男性教師が主人公の漫画です。
彼の任地は何の変哲もない田舎だったはずでした。

しかし、その土地には彼が見たこともない「獣」がいたのです。
その「獣」は人間そっくり。
外見は人間そのものですが、言葉はしゃべれず、人間とは明確に区別されていました。
その「獣」はおとなしいためか、鶏のような感覚で飼われており、彼が赴任した学校でも飼育小屋で飼われていたのです。

彼がみた「獣」の名前はミミ。
一見すると少女と見分けがつかないのですが、学校を案内してくれた先任者は「獣ですよ」と言って気にしていません。
しかし、彼はその「獣」ミミに一目ぼれしてしまったのです。
ミミは小柄で胸も小さいのですが、つぶらな瞳と子供っぽい表情がとにかく可愛かったのです。
しかし、ミミはこの土地ではニワトリのような存在。
飼育小屋で寝起きして、雄と交尾して過ごす毎日だったのです。
彼は抗議しようとしますが、都会でも学校で飼っているニワトリが交尾していたところで誰も気にしません。
それと同じで彼の講義も無視されるか、さもなくば笑われるしかありません。

しかし、彼のミミに対する想いは日に日に高まっていきます。
学校が終わって見回りをしている彼は毎日のようにミミのいる飼育小屋によって少女の様子を見ていたのですが・・・
見れば見るほど人間そっくりの少女。
そんな少女が飼育小屋にいるというアンバランスさ。

何とかしてこの少女が欲しいと思った彼はある晩、飼育小屋に向かい、ミミに手を出してしまいます。
ミミも彼が来たことがうれしいらしく、彼を受け入れてくれるのですが・・・
背徳的で情熱的な教師と飼育小屋少女の恋はこちら

植物図鑑

主人公であるOLのさやかが、ある日の夜に偶然家の前で行き倒れていた樹という青年を拾い、同棲するということから始まる恋愛漫画です。
原作は図書館戦争などで有名な有川浩の小説であり、独特な世界観や雰囲気を上手く漫画で表現しています。

樹がさやかに対して、様々な植物の知識を披露し、普段私達が雑草として見向きもしない植物の意外な実態や、食材としての利用法などが紹介され、単なる恋愛劇ではないところは非常に魅力的です。
2人の仲がより親密になるに従い、さやかの植物の知識も増えていく点も見所だと思います。

樹は温和で優しいイケメンとして描かれており、ちょうどさやかのような、日常に疲れたOLさん向きの癒し系男子として描かれています。彼が料理をするシーンなどを見て、一家にひとり樹が欲しいとまで思えるでしょう。

漫画版は2016年3月現在2巻まで発売しており、樹が謎の失踪をするところで終わっています。おそらく3巻で完結すると思われますが、樹が失踪してからのさやかの落胆ぶりは大きく、悲劇的です。原作でもとても泣けるシーンであり、実際私はここで涙ぐんでしまいました。

ネタバレを防ぐため結末は書きませんが、毎日の仕事や人間関係に少し疲れを感じている方には特にお勧めしたい漫画だと思います。