植物図鑑

主人公であるOLのさやかが、ある日の夜に偶然家の前で行き倒れていた樹という青年を拾い、同棲するということから始まる恋愛漫画です。
原作は図書館戦争などで有名な有川浩の小説であり、独特な世界観や雰囲気を上手く漫画で表現しています。

樹がさやかに対して、様々な植物の知識を披露し、普段私達が雑草として見向きもしない植物の意外な実態や、食材としての利用法などが紹介され、単なる恋愛劇ではないところは非常に魅力的です。
2人の仲がより親密になるに従い、さやかの植物の知識も増えていく点も見所だと思います。

樹は温和で優しいイケメンとして描かれており、ちょうどさやかのような、日常に疲れたOLさん向きの癒し系男子として描かれています。彼が料理をするシーンなどを見て、一家にひとり樹が欲しいとまで思えるでしょう。

漫画版は2016年3月現在2巻まで発売しており、樹が謎の失踪をするところで終わっています。おそらく3巻で完結すると思われますが、樹が失踪してからのさやかの落胆ぶりは大きく、悲劇的です。原作でもとても泣けるシーンであり、実際私はここで涙ぐんでしまいました。

ネタバレを防ぐため結末は書きませんが、毎日の仕事や人間関係に少し疲れを感じている方には特にお勧めしたい漫画だと思います。